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2020 年 1 月 のアーカイブ

寝室の壁に黒カビ、最上階、角部屋、乾式断熱工事施工しました。

2020 年 1 月 19 日 コメントはありません

「とにかく壁の状態がひどくて何とかなりませんか?」とのお問合せでした。

湿度を調整してくれるエコカラットやぬりかべ、備長炭などを考えながら、現場を拝見しに伺ったのですが、思ったより深刻で、とてもそんな事では解決しないと感じました。

「ただ壁紙を貼り替えるだけであれば、また同じことの繰り返しになってしまう。環境を改善する必要がある。」そう感じました。

福岡県久留米市、JRと西鉄の丁度中央、目抜き通りに位置するマンション、13階建ての最上階、北側の角部屋でした。

黒カビは、外壁に面壁に全体的に発生していて、環境はよくない状態と言えました。

そこで、外壁に面するカビの生えた内壁と天井の石膏ボードを全部剥がして、下地を組み、そこに断熱材を隙間なく覆い、その上に12.5mmの石膏ボードを貼り、壁紙を施工する乾式断熱工事をお勧めしました。

木で下地を組む為の木材がエレベーターに入りません。数人のスタッフで階段を廻しながら13階まで上げたのが一番の苦労でした。

解体して新たに下地を組み、断熱材を入れたところの写真です。

マンションには梁が多く、そこに配管や配線が入っていますので、外壁側の梁を心配しましたが問題無く、敷きこみ、復旧が出来ました。

これまでの壁に下地を組み断熱材を入れますので、部屋側に約8cm程張り出してきます。その為、建具や窓回りの高さが合わなくなります。その為、廻りに新しく枠を作って、違和感の無い様に塗装で仕上げました。全く、違和感を感じません。

又、クローゼットの面以外の三方がそれぞれ狭くなっていますが、そこも言われないとわからないくらいの程度です。見た目は全く変わりませんが、ギチギチに家具などが配置されている場合は注意が必要です。

今回は、窓を触らなかったので、窓にはやはり結露は出るとは思いますが、部屋全体の断熱は効果が期待できます。窓を二重サッシにすると更に効果が高まるはずです。

工期は約5日間、解体、下地作り、建具廻り枠取付、断熱材仕込、石膏ボード、枠廻り塗装から壁紙を貼る。

この工事は、ボードの解体がありますので、お部屋を空っぽにしていただく事が肝心です。

ダブルベッドが入っていましたので解体して別の部屋に動かさせていただきました。お客様は最初はここまで必要かと思われたことでしょうが、実際の工事の内容をご覧いただくと、皆さま「壁紙の貼替って大変なんですね」とおっしゃいます。

そうなんです、内装の工事が一番めんどくさく、大変なのですが、きれいな壁でお部屋の環境を守ることは、結構重要な事だと思います。特にお休みになられるお部屋ですとなおさらですよね。

今回は、マンションの断熱工事のご紹介でした。

2019/11施工

施工事例の紹介はこちら↓

http://www.i-aiai.co.jp/works/post-98/

 

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