へーベルハウスでご新築され、カーテンなど窓廻りのご相談を始めて頂いた時にはすでにお引越しが

済まれていらっしゃいました。

最初にイメージをお聞きした際には「リネン」「オーガニック」というお話でしたんので、

そのような商材を集めてお伺いしました。

すでに数件お店を回られた様子で、なかなか納得できないっておっしゃっていました。

ご新築住宅の場合は、図面と同時くらいにカーテンのご提案がハウスメーカーさんからある場合が多く、

まだ立ち上がっていないし、

想像で、しかも、小さなサンプルの中から選ぶ場合が多い様です。

お客様の方から取付位置のご指定もされていたようで。ネジを打つ下地の補強がしっかり入っていましたので

心配された下地の問題はありませんでした。ご要望は、「取付位置とレールはシンプルな物、

レースを手前にさらっとした感じに仕上げたい」

お話を進める内に、リビング吹き抜けの連窓、2階吹き抜けの空調の為の間仕切りとどうせなら一度に

済ませた方がいいってことになりました。

お選びになったのは、しなやかな手触りのナチュラルなベージュの無地。ﾍﾞｰｼﾞｭの無地といっても山ほどあります。

レースはフロントレースと決めていらっしゃったので、大柄のプラチナプリントの花柄や色が入ったオーガンジー

などたくさんのなかから、オガーンジｰに細い縦ストライプのテープがとてもきれいな生地に決定されました。

これは、ちょっと地味かな~、バック幕の無地も抑えた発色ですし、レースもおとなしいかなって思ったんですが、

仕上げてみるとバック幕の色が控え目な分、レースのﾃｰﾌﾟがきらきらと上品に輝きます。きれいでした。

リビング吹き抜けの連窓には厚地の生地に似た質感のロールスクリーン1台で、連窓をすっぽり覆う様に取付を行いました。

 

 

」?

吹き抜けの連窓足場を組んでの取付です。取付部まで5.7m、2段組み上げて取付ている状態です。

上の吹き抜け部は、当初ロールスクリーンでお考えの様子でした。それが一番一般的です。でもご主人が、

下から見上げた時にロールスクリーンが常に見える事に抵抗があるとのこと。確かに、ロールスクリーンにすれば

操作部のチェーンもしくはプルコードが見えるし、巻き上げていた状態でもしっかりとその姿は見えます。

ならばとご提案させていただいたのは、レールをす~っと一本直付けで取付し、リビングのカーテンと同じ生地で

フラットカーテン。

 

必要ない季節はカーテンを外ずして、吹き抜けの解放感を楽しむ。その時は控え目に白いﾚｰﾙが一本天井に

残るだけなのでそう違和感は無いのでは？とお話したところ、それで行きましょうってことに決まりました。

吹き抜けの空調の問題は良くあります。そこそこで間取りが違うので、拝見するのが一番ですね。ただ、

一番重視すべきは、熱を逃がさない、冷気を逃がさないってことですよね。目隠しの間仕切りと違いますので、

提案内容も変わってきます。

たくさんのお宅に上がり込み、経験させていただいたから言えるご提案ですね。

とにかく年内取付完了。ご新居で素敵なお正月をお迎えください。