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築60年 じゅらくの塗り壁から”空気を洗う壁紙(機能性壁紙)へ

2011 年 1 月 30 日

こちらのお客様も11月の感謝祭にお越しいただきました。

昨年の春先のカーテンの掛替と廊下のカーペットを施工させて頂いたお客様です。

来店の時のお話では、「居間にある、作り付けの棚に壁紙が貼ってありきたなくなったから張替て欲しい」とのご要望でした。

こちらが作り付けの棚の施工前の様子です。

こちらが作り付けの棚の施工前の様子です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お伺いいたしますと、居間にはじゅらくの塗り壁で、太い木でつくってある天井の梁には壁紙がはりつけてありました。

こちらが施工前の天井の様子

こちらが施工前の天井の様子

 

 

 

 

 

 

 

 

「このジュラクの壁にも壁紙を貼ることはできますか?」とのお話です。

又ジャパンテックスの話で申し訳ないのですが、先日のジャパンテックスで”ヤヨイ”というメーカーが施工のやり方のデモンストレーションをされていました。その際にジュラクの壁に壁紙が簡単に貼れる下地材というものを聞きました。下記を参考になさってください。

http://www.yayoikagaku.co.jp/index.html

で、お客様のご要望を承り社に持ち帰ったのですが、社内の反応は「えっ~、その時はよくても後から剥げるかもよ~」「ちゃんとベニヤを貼って大工を入れた方がいい」とか否定的な話ばかりでした。確かに大工をいれて、ジュラクを剥がしてベニアを貼ってクロスを貼ったほうがきれいです。が・・・コストがかかることと、ベニアの厚み分部屋側に入ってくるので、巾木や建具、畳との取りあいを考えなくてはなりません。全部やり替える場合はそちらの方がいいのですが、壁だけを施工するとなると問題も出てまいります。

お客様に胸をたたいて出来ますと言ってきた手前、頼みの一級内装施工士、原田さんにお願いしてみました。が、「う~ん、かなり難しいですね。出来ない事は無いけれど・・・。まず現場を見ましょう」ということになり、又、お客様をお尋ねしました。

結果は、特殊な材料を使い、ジュラクを固め、その上にシーラを塗って、それからパテ、クロスという順序で施工をするとの事。たった6帖の居間の施工が5日間もかかるそうです。

で、ご了解を頂き施工をしました。12月初旬というのに施工の間中寒く、雪が降ったりやんだりで、なかなかパテが乾きません。

天井の梁、クロスを剥いでパテを何回も打ったところです。

天井の梁、クロスを剥いでパテを何回も打ったところです。職人の原田さん、首をかしげながら納得がいくまでパテをされます。

これが天井完成写真です。きれいでしょう~、びっくりです。

これが天井完成写真です。きれいでしょう~、びっくりです。

固める特殊なものを塗っています。

固める特殊なものを塗っています。

ほんと、こうしてみると大工事ですね。

ほんと、こうしてみると大工事ですね。固める特殊な材料をはっています。通常の壁紙張替の工程の3倍かかりました。

完了!

完了!

作り付け棚も完了。畳の下まで壁面がきていたので畳まで剥いでの施工でした。

作り付け棚も完了。畳の下まで壁面がきていたので畳まで剥いでの施工でした。

どうでしょう?皆さま、私にとってこれはかなり衝撃的な施工でした。
築60年位たっているのでしょうが、あちこち手を入れてあり、とても綺麗にされています。このジュラクの壁が汚れて気になってしょうがなかったとのことでした。
こちらのお宅も、ルノンさんの空気を洗う壁紙を施工しました。
機能が付いていると、曲がりにくかったり、伸ばしにくかったりでなかなか貼りにくく、職人さんには不人気なのですが、お施主様にとっては、せっかくなら汚れにくい物、傷に強いものとなっていきます。
職人さんは完成度だ!!と又又感心した現場でした。
2011.12施工 鳥栖市 G様邸
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