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邪魔だからと外した浴室の扉で長い間寒いおふろ場に扉を付けました。

今回ご紹介させていただく施工事例は浴室の扉の話です。前回は、開き戸を折り戸にした施工事例でしたが、今回は、新しく折り戸を作って取付た施工事例です。

あまりこんな例はないかもしれませんが、こちらのお宅には100歳を越えるおばあ様がお住まいでした。おばあ様のご入浴などで扉が邪魔だったのかお風呂場の扉を外してしまわれたそうです。今は、そのおばあ様も外したご主人も亡くなられてしまわれたそう。それから十数年、随分長い間お風呂場に扉が無かったようです。

お孫さん達がお風呂に入る機会も多いらしく、お風呂に扉を付けようという話になったそうです。

始めてお伺いした際のお写真がこちら。

 カーテンではやっぱり寒いですよね。

一度脱衣室をリフォームされているようで、その際に扉を外したところ三方に木枠が入り、床はステンレスの見切りが付いてました。

引き違いだと一枚のサッシの幅が小さすぎる、開き戸だとこの大きさで作れるのはビル用しかなく高額となる、そこで、製作可能な最大巾で折り戸を作って、扉が入らないところは小壁をつくることとなりました。

 

 

 

 

壁をどうやって作ろう・・・、と考えました。こちらのお宅の様なタイルのお風呂を在来工法といいますが、一般的に壁はブロックを積んで、モルタル仕上げ、そこにタイルを貼って仕上げます。でも、こちらのお宅の壁は25cm程度の幅です。タイルを貼ると、工事期間も長くなるし、左官さんも必要となります。

お風呂で使えるパネルは無いか?と探して、アイカさんのセラール浴室用にたどり着きました。こちらは、今ある壁の上から貼る増し貼りに使われることが多いようですが、新規の壁にも使用できました。

 

 

 

 

 

 

但し新規の壁に取り付けるためには制約がありました。使っていいのは、モルタル壁、広葉樹合板、ケイカル板t8、水に強い素材が求められるようです。

セラールト言えば、キッチンの壁につるつるとしたパネルが貼ってありますよね、キッチンパネルという名称で呼ばれています。

 

こんな感じです。

 

 

まずは、新しい扉を固定するための下地を上下に付けて、扉と壁の間仕切りを作ったところです。

 

そして扉が入ったところ。

 

 

 

 

 

 

 

壁が出来ました。

お風呂側からと脱衣室側から見た写真です。

 

 

 

 

 

 

段差ができますので、スロープを付けて、塗装しました。

きれいに仕上がりました。

大工さん、塗装屋さん、コーキング屋さんと三工程ありますが、首尾よく一日で完了。

その日からお風呂は使えます。

今回は無いところに扉を付けたお話ですが、大きな引き違いのガラスのドアとかがあるお風呂で寒いとお感じでしたら、ドアを取り換えるリフォームをご検討してみられたら如何でしょうか?

こちらの鳥栖市、K様邸のai&aiworksもご覧ください。

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