古民家町のお宅で全室塗り壁、 窓は障子とレッドシダーの 輸入木製ブラインドのみです。

最初に来店された時は、プリーツスクリーンをお考えの様でした。

お宅の雰囲気が解らなかったので、まだお子様がお小さく、プリーツスクリーンよりは、操作が軽く比較的もちのよい

「和ぽい生地とレースのダブルタイプのロールスクリーンをお薦めしました。

次にお見えいただいた時には、迷わず店内に展示してある、タケトミ社の木製ブラインドを御注文なさったので

びっくり致しました。お宅にお邪魔して納得、普通の和風のお宅では無く、昔の家を思い出すような、木製の引戸を

開ければ土間が続き、向こうには障子で仕切られた和室が広がります。

丸太を割った作りつけの座卓がおいてあり、長さは3M以上あったような気がします。
全て塗り壁で、懐かしい思いがしてくるお宅でした。

だからこそ、つや消しのレッドーシダーを使った、飾り気の無い木製ブラインドになさったのだと納得致しました。

仕上がりにも大満足でいらっしゃったのですが・・・・。

実は、工事が終わって１週間もしない内に、このメーカーが倒産してしまったのです。メンテナンスにも困りますので、

正直にお客様に事情をご説明して、普通の木製ブラインドに取替えさせて頂きました。奥様や、御主人様の

残念そうなお顔が忘れられません。

そこで、現在違う木製ブラインドが取り付けられているにもかかわらず、あえてこの施工写真を掲載することにしました。